<家コースのポイント>

安全で心地よい家づくりがわかる
エコロジカルな家のシステムを学ぶ
化学物質住宅の危険性を知る
経済的で循環型の木と土の家を知る
山の木を見に行く

回数 月日 講義内容 講師
1・2 6月19日(土) 木曾檜の山と製材所 柴原 薫
自然建材 土壁・和紙・畳・瓦 木村 求
3・4 7月3日(土) エコロジカルな伝統的な日本各地の民家 深川良治
化学物質過敏症と安全な建材 佐藤 清
5・6 7月17日(土) 大工棟梁の伝統木構造における継ぎ手、仕口などの工夫 三浦保男
構造計画から見た合理的な新伝統木構法の展開 増田一眞

7(課外2)

7月18日(日)
〜19日(祝)
北軽井沢オルガネラコテジーズ見学会
新伝統木構造、木舞と土壁、雨水利用、土壌浄化法、独立系太陽光発電、壁面緑化、エコロジーガーデン、有機無農薬栽培、畑
芝 静代

エコ術(わざ)で「いい空気の家」を造ろう

自然と社会と家をつなぐと
木と土の家になる

国産木材でつくる伝統木構造の家(北軽井沢PJ)

R屋根と外廊下の入れ子構造は寒風の気候風土に適したカタチ。土壁と土間が蓄熱と調湿をする。ソーラー発電、雨水利用、土壌排水路を備えたパッシブソーラーハウス。

エコ術(わざ)=eco-waza
長い年月つかえる

家のエコ術(わざ)

  • パッシブソーラー
  • LCA(マイレージ)
  • 新伝統木構法
  • 土壁
  • 竹木舞
  • 国産木材
  • 茅葺き
  • 300年の家

安心で心地よい家は目の前に在る それは五感でしか捉える事が出来ない

受講生の授業レポート紹介

2007年

◆土壁、版築、土漆喰、石灰クリーム
講師:平西 左平 先生

大津磨きは鈍い光が上品ですが、仕事はその美しさとはかけ離れた厳しさで、時間の経過とともに壁の状態が変わってしまう。左官名人の小沼さんは、朝8時頃から作業をはじめ、夕方の6時くらいまでほぼ休みなしで続けるそうです。

「左官は、その技術だけでなく意匠も見直されるべき。左官の技術は材料(土やすさ等)の調合を含めた加工の技術でもある。その調合は左官の創造性による」という平西先生の言葉に感銘を受けました。

 <左官教室の小林澄夫さんの言葉の紹介>

 塗り壁は、もう一つの見えない水とも関わっているのである。見えない水とは空気中の湿度、空気中を漂う微細な水である。泥や漆喰の塗り壁はこの微細な水を吸ったり吐いたりすることで湿度と温度を調節しているの である。・・・ 

写真
経年に負けない
美しさと強さを
仕込む
写真
自分で楽しく自然素材でつくる
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家を緑で包む
微気候をつくる緑と
庭のエコ術(わざ)を使う